雪が降ったら

雪が降ると『犬は喜び庭駆け回り♪猫はこたつで丸くなる』

という歌がエンドレスに流れちゃうのですが、みなさんは犬派、猫派、どちらですか?

ワタシは断然、犬派!のようです。

関東に雪が降る、という天気予報が出た時から、ハラハラどきどき過ごしていたのですが、朝起きたら駐車場の車にうっすらと雪が!

乗鞍ほどではないにしろ、気温も低いせいかかなりふわふわした粉雪が降っていました。

降ってる!降ってる!降ってる!

↑完全に犬派な私。テンションマックスです。


用事があって大手町に出かけたので、皇居東御苑に行ってきました。

入門のときの手荷物チェックがあったりとか、受付で入場券を預かったりと、荘厳な雰囲気でしたが、暖を取るのに入った売店で

「ボランティアガイド、始まりますよー。いかがですかー。」と手作りの看板を持ったスタッフの方から声をかけていただき、10:30からの散策に参加できることに。ラッキー!

江戸城の面影である番所や石垣の復元や修復のお話し、昭和に入ってから公園として整備していることや、今上天皇と皇后美智子さまなど、皇族の方々が「来てくださる方々に楽しんでいただくために、こんな工夫したらどうかな」と提案したことが、公園の端々に実現している、といったお話をガイドの方が丁寧に話してくれます。

植物や、お花、果実も各所に豊かに植わって、すくすくと育っていて、ここが東京駅の真ん前にあることを忘れてしまうような、自然の豊かさを感じてしばし心が休まる時間を過ごすことができました。

今は蠟梅をはじめ、梅の花や、河津桜や冬桜、寒椿などの花を楽しむことができます。花の蜜や木の実をついばみに小鳥たちが木々に集まってきているのを見るととても微笑ましく感じました。「いやぁ、自然って本当にいいもんですね~(水野晴郎さん風に)!」

園内には海外の方も多く散策していて、写真は撮り忘れましたがなんと雪の中半袖で散策しているツワモノがいたのにはとても驚きました!日本を訪れた時に、皇居の庭園を散策するって、なんて豊かですてきな旅なんだろう、と旅先でついつい予定を詰め込みすぎるワタシとしてはうらやましいなと感じました。「Edo Castle Park very beautiful, comfortable!」って思ってもらえたらうれしいな。


武蔵野の台地を再現しよう、と土や植物を郊外から運んできたという二の丸雑木林。ここに入った時に、一瞬、乗鞍に来たような気持ちになりました。生えている木々や草木の上に雪が積もって、雲がかかった空が見えて、鼻から吸った空気がツーンと涼しくて。

ここに土を運んで来た時に、土の中に居た微生物や虫、種子なども一緒にお引越ししていたので、植えていない草花が生えたり、もともとそこになかった生態系が再現しているのだそうです。生命の神秘を感じると同時に、『東京』と一言に言っても広くて多種多様な、豊かな土地なんだなと感じました。

本当は1時間のコースなのですが、結果的に2時間歩いていたようです。ガイドさんは「時間が押しててごめんなさいね」と恐縮されてましたが、とっても丁寧に花の説明や、その場所と歴史の話を都度立ち止まって話してくださるので、頭の中は、江戸時代、明治や大正、昭和、そして平成、とタイムスリップを楽しんで来ました。

心のこもった場所を提供する、その気持ちを拝受する、その行為や気持ちがずーっと続いていくこと。

それはきっとこれから乗鞍で実現していくゲストハウス計画にもつながっていくんだなあと、冷え冷えになった体を温めようと入ったタリーズでホットコーヒーを飲んでいたときに気づきました。

明治に植わった楠が、平成になった今は三人で抱えるような太さに育っている。

急激な変化ではなく、ゆっくりゆっくり育って成長していって、次の世代に受け継がれていく。

そんなプロジェクトになっていくといいなと思います。みなさまどうぞよい連休をお過ごしくださいませ!

(プロジェクトスタッフ:ちえ)

参考URL

宮内庁 皇居東御苑 

皇居東御苑におけるガイド案内について

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